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0から1の発想術

2016 年 6 月 5 日 日曜日

ブランドとは、価格に反映できる『価値』である。技術的には優れていても、ユーザーから見て差を感じられなければ、そ

れは「差異」ではない。ところが技術者は、技術の差を「差異」だと思い込むという間違いを犯すのである。相手の

立場で徹底的に考えるにヒントがある

1.ライバルと比較しても解は出ない。戦略的自由度を確保するためにはどういう問いが有効か?以下の思考の道筋に

よって正しいゴールに導かれる。

①ユー-ザーが求めているもの(目的)は、何ですか。

②私たちは、それを十分提供できますか。

③ユーザーが満足しない部分の原因は何ですか。

④それを解決するには、どういう方法がありますか。

2.「会社として何を提供したいか」ではなく、「ユーザーはいったい何を求めているのか」とユーザー側から発想するこ

と。ユーザーが求めているものがわかれば、次にそれを達成するための手段を具体的に何かを検討する。これが『戦

略的自由度の発想方法』だ。

3.ビジネスにおいて、「世界で最も良いものを最も安く調達して世界で最も高く売れるマーケットで売る」が基本である。

これは情報を持っている人と持っていない人の格差がでる。

4.発想のポイントは、『これまでの業界の常識を疑う』ということだ。

ユニクロは、商社や問屋を通さずに中国と直接取引をするという「中抜き」を行った。

5.『組み合わせ(ニュー・コンビネーション)』で新たな価値を提案する。

例えば、バス+船=「水陸両用バス」、携帯電話+クレジット=「おサイフケータイ」、

携帯電話+ネットオークション=「モバオク」、携帯電話+デジカメ、

6.『ニュー・コンビネーション』についてのポイントは、

①既存の2つのものを足してみる。

②足したことで、価値と価値がいかに変化するか。

7.『早送りの発想』のポイントは、

①すべての「新しい概念」は、すでに存在している(世界のどこかにある)と考える。

②小さな「兆し(ヒント)」をとらえて高速の早送りを行い、来るべき未来を想像する。

8.『空いているものを有効利用する発想』

自分たちで所有せずに「空いているもの」を用意し、かつその時間に使っていない個人・企業と安く便利に使い

たいユーザーとをインターネットやスマホのアプリで簡単に結びつけるというものだ。例えば、個人の所有する家やマンションの空き部

屋、一件家をインターネットを介して宿泊希望者に仲介する「民宿プラットホーム」である。

税理士 尾 中  寿

 

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