所長ブログ

2017 年 2 月 のアーカイブ

老 子

2017 年 2 月 19 日 日曜日

『老子』は、わずか5000字程度の中にその教えが詰め込まれた、中国古典屈指の名著です。

長年にわたって世界中で読み継がれており、哲学者のニーチェやヘーゲル、ハイデガーなどがその

思想を深めるための源泉にしたとも言われています。

 

1.上に立つ者こそ、『正しい行動』を取る義務がある

2.長続きすることよりも『人を幸せにすることが組織の目的』である

3.『失敗や間違いを成長の糧』とする

4.『人を尊重』していれば、無駄な干渉をすることはなくなる

5.『自分の行動を変える』ことが、相手を変える

6.『一歩下がるくらいの姿勢』でいた方が、良い関係を築ける

7.上に立つ者ほど『謙虚』でなければならない

8.『敵意を抱かなければ』、相手からも攻撃を受けない

9.『余裕』を持って、悠然と構える

10.敵と同じベクトルで争わない

11.『良い行い』は、尽きることなく広がっていく

12.『自分を信じられれば』、他人からの信頼もついてくる

13.賢人は、『必要以上に語らない』

14.『成長』を終えることなく続ける

15.自然の存在を意識し、『感謝』する

16.天地の立場から、『自らの使命』を悟る

17.対立する相手でも、『尊重する気持ち』を

18.『他人に与え、施す』ことで、豊かになる

19.今できることに、ベストを尽くす

20.『見返りを求めない愛』が最も尊い

21.近道を考えず、大きな道を堂々と歩く

税理士 尾 中  寿

今月のお薦め図書 野村茂夫監修 シンプルに生きる『老子』リベラル社

安藤忠雄仕事をつくる

2017 年 2 月 2 日 木曜日

安藤忠雄仕事をつくる

 

学歴も社会的基盤もない。仕事は自分でつくらなければならない。独学の建築家が大阪から、世界に闘いを挑んだ。気力、集中力、目的意識、強い思いが、自らに課したハードルを越えさせる。

  1. 祖母に育てられ、『うそを言うな』『約束を守れ』『人には迷惑はかけるな』と口うるさく言われた。
  2. プロボクサーとしてボクシングを励んだのは1年半ぐらいであろうか。私にとって貴重な体験だった。ロープに   囲まれた四角いリングの上で敵と向かい合い、自らをふるい立たせて極限まで闘う。最後に頼りになるのは『自分の力だけ』である。社会でも私にとってはひとつのリングなのである。
  3. 日本人は忍耐強く、緻密で繊細だが、創造力が無いというのが海外の一般的な評価だ
  4. 吉川英治『宮本武蔵』全六巻を3度読めという。そこから、「自立した人間として生きていくには覚悟がいる」ことを教えられた。幸田露伴『五重塔』からは、十兵衛は、「塔が倒れるときは自分が死ぬ時」と自ら塔に登る。そんな十兵衛の決意の姿に建築家として生きる覚悟を学んだ。
  5. 熱意ある人間は、人を動かすことが出来る。モノをつくろうとする人間にとって、大切なのは、どれだけの感動に出会えるか、それを積み重ねられるかにかかっている。
  6. 旅はひとりに限る。ただ一人見知らぬ国を歩く。目指す建築をやっと見つける。不安な道中に希望の明かりがみえる。建築をめぐりながら、自分自身と対話をする。まさに歩きながら考える。若い頃、何度となくこんな旅を重ねた。
  7. サントリーの佐治敬三氏との出会いで、「人間、前を向いて生きていることが一番大切」「ぶつかってもいいからとにかく自由にやれ」「いちいち学歴や職業など聞いておれん。一生懸命生きとるかどうか、それだけや」教わったことは数えきれない。

近頃の若者たちは、日本からなかなか海外に出たがらないと聞く。確かに、文化や社会常識の異なる外国に出ることで様々な問題が生じる。しかし、それを乗り越えていく勇気を忘れてはならない。一歩踏み出すことこそが、世界を拓いていくのだ。

私の事務所では入ったばかりの若いスタッフでも、海外出張に行かせて「一人で全部やってみろ」と突き放す。緊張感に包まれた中での外国での様々な体験が、社会を生きていく上で大きな糧となり、その人間を強くするからだ。

税理士 尾 中  寿
今月のお薦め図書 安藤忠雄著 『仕事をつくる 私の履歴書』日本経済新聞出版社 Title