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戦略の見える化

戦略の見える化


私が見る限り、中小企業、零細企業には、ほとんど経営戦略がないのが事実です。

     

そんな中で、この不況の嵐の中で生き残っていくには、限られた経営資源を有効に活用し最大限の成果を獲得するのが経営者の役割である。わが社が生き残って行くには、戦略が有効であり、絵に描いた餅でなく実行するか否かが重要になってきます。そんな中で今回の図書は、本質を経験に基づきシンプルで分かりやすく書かれています。

1. 本当の戦略とは、ずばり、「戦わずして勝つ方法」だ。

2. 「戦略の見える化」によって、次の4つが見えるようになる。

① 社長の頭の中 ②会社の未来 ③社員の未来 ④顧客の頭の中

3.戦略とは、「最小投入で最大成果」を生む方法。

4.明確に成果が見えないものを戦略とはいえない。毎日頑張っていても方向が違ったら無駄な努力になってしまう。

5.戦略のない会社が多いからこそ、戦略が必要になる。

6.戦略の独自性「他社がやらないことをする」

7.戦略の見える化は、「組織を動かすための共通の地図」

8.自社商品・サービスの「存在価値を探す」。

9.戦略には、正解がない。だから、日々仮説検証をする。

10.20年後の「未来から逆算」して、戦略を考える。

11.セコムは、「ガードマンを売っている」のではなく、「安全・安心を売っている」と考えた。「人による警備」から「機械による警備」に戦略を変更した。

12.ビジョンマップに落とし込み戦略を見える化する。

13.社員の意識が変わらないと、社員の行動は変わらない。

     

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書 長尾一洋著 『戦略の見える化』アスコム

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