スタンディングオベーションが何回も続くこの光景を、7月10日に肺癌で亡くなった、劇作家つかこうへいさんに、見てもらいたかったです。
第2次世界大戦の裏側に潜む謎を解き明かす、つかこうへい渾身の傑作が終戦から65年の時を超え蘇えりました。
戦争を体験した事のない著者がここまで書けるのか……
その才能に改めて敬服し、劇作家としての偉大さを感じました。
私も広島に原爆が落とされた恐ろしさは、様々な写真集と本、広島平和記念資料館、そして、今尚、語り継がれている被爆者による語り部達の声でしか知りません。
この様な演劇を通じて、戦争を知らない若い人達に戦争の恐ろしさを伝える1つの手段として、一人でも多く観てもらいたい気持ちで一杯です。出演者は筧利夫さん以下若い人が殆んどで、観客も大半が若い人達でした。
私の心の中で、何時までも感動が生き続ける作品の1つに成りました。
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