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みずのある風景 その2

こんにちは、巡回監査課の日山です。

先日の連休を利用して高校時代の友人たちと

1年に一回だけのお楽しみ、沢登りにいってきました。

そのときの様子をご覧ください。

 

場所は奈良県吉野の山奥、大峯山系稲村ヶ岳のふもとを流れる

名渓「神童子(じんどうじ)谷」です。

あまりに著名な谷なので、ご存知の方もおられるかと思います。

近鉄下市口から奈良交通バスで天川川合(てんかわかわい)まで

1時間、そこから大峯タクシーで30分、目指す神童子谷の林道終点に

午後2時に到着、そこからの遡行です。

 

 

CIMG0702_R

 

  「へっついさん」

 落語に興味のある方はご存知かも

 しれませんが、土間の一角にある「かまど」

 を意味する名称です。そう見えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡行を始めて約30分で到着します。

かつては水量が腰まであったそうですが、今は

せいぜいくるぶしです。稲村ヶ岳小屋のご主人曰く

温暖化と酸性雨のため、この10年間で山の保水力が

目に見えて著しく低下したとのことです、悲しい現実・・・

 

 

CIMG0704_R

 

 

 「赤鍋の滝」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに進むこと30分で最初の難関に到着。

これでも落差約8m、直接登るほどの実力はないうえに

さらにこの奥にも滝が待ち構えているため、

右岸(上流から向かって右→すなわちこの写真の左側のこと)

を大きく高巻いて登ります。

 

あ、一応お断りしておきますが、「沢登り」とはその名の通り

沢を通って山に登ることをいいます。よって我々は常に川の中を

ジャブジャブ歩きながら山頂を目指しているわけです。

決して川沿いに道があるわけではありません。

ただし、落差のある滝を直接登るには、クライミングの基礎技術が必要

となります。我々はそのような技術はあまり持ち合わせていないため、

滝を避けて、両岸のいずれかに付いているであろう先人の踏み跡を

たどりながら滝を越えていきます。

 

 

CIMG0706_R

 

 「釜滝」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日の最後の関門です、落差約10m。

しかしこれは落差の割には右岸が若干階段状のがけとなっており

手がかりが多くあっさりと登れました。

 

CIMG0711_R

 

 今宵の宿です

 いわゆるテントではなく

 「ツエルト」と呼ばれる

 簡易テントです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱体化した体を補うため、そして何よりビールを少しでもたくさん

運搬するため(^^; とにかく装備は軽くしたい!

そのための「ツエルト」です。

言語的には「英語」か「ドイツ語」かの違いでしょうが

その意味する「商品」は全くちがいます。

 

なお、ビバーク(露営)する場所は

がけ崩れの恐れがなく、急な増水にも耐えうる場所を選択する

のが鉄則です。間違っても流れのそばの砂地などはあきません。

だって、砂地ということは、以前(いつかわからないが)は水があった

証拠ですから。

 

2日目の様子は次回へ・・・

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