最近、イギリスの作家 ジェフリー・アーチャーの作品にはまっています。
学生の時にも読んでいたのですが、先月書店へ行ったところ新刊が出ていたので、2冊ほど買って読んだところ相変わらず面白い!ちなみにこの2冊は短編集でした。
そしてその次に読んだのが、現在日本で出ている最新刊「遥かなる未踏峰」です。
今回は世界最高峰・エヴェレスト(チョモランマ)への世界初登頂を目指したイギリス隊隊長・ジョージ・マロリーの一代記です。
実はこの作家は企業買収や政治の世界を舞台にした長編と、短編集を交互に書いているので、山を舞台にした小説というのはちょっと意外でした。
ただ、山岳小説というよりは、彼と彼の妻をはじめとする周囲の人々とのつながりに重点を置いて描かれていますので、その辺はアーチャーファンとしては満足なのですが、純然たる山岳小説好きには物足りないかも。
そしてこの本を読んで初めて知りました。かの有名な「そこに山があるから」を言ったのがジョージ・マロリーだということを。
この言葉は、彼がアメリカ講演旅行中に、「なぜあなたは山に登るのですか?」という質問に対して答えたものだといわれています。異説はいろいろあるようですが。
自分の好きなものやはまっているものの魅力を伝える言葉として、これ以上簡潔な言葉は無いですよね。
ちなみに当事務所にも山男が一人いるのですが、やっぱり山に登るのは「そこに山があるから」なんですか?Hさん、ぜひ答えを教えてください!