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100円のコーラを1000円で売る方法

今日、どの業種においても価格競争が氾濫しています。“安ければいい!”という風潮があります。本当に、そのことは、社会にとって、供給者にとって、ユーザーにとって望ましいことでしょうか?この一冊は、それを考えさせる一冊です。

  1. 価格を下げるな、『価値』を上げろ。
  2. 「顧客が言うことは何でも引き受ける」という日本人の勤勉さは、高度成長期を通じて無類の強さを発揮しました。しかし、それは同時に過当競争を生み出し、差別化ポイントを失わせ「高品質なのに低収益」というアイロニカルな矛盾を生み出している。
  3. 顧客中心主義とは、「顧客に振り回される」ということではなく、「顧客の課題に対して、自社ならではの価値を徹底的に考え、提供する」ということなのです。
  4. お客様のことを何も考えずに企画した商品は、間違いなく売れません。
  5. 顧客満足は、“顧客が感じた価値”から“事前期待値”を引き算したもの。
  6. バリュープロポジションとは、顧客が望んでいて“競合他社が提供できない”“自社が提供できる”価値のこと。
  7. ほとんどの企業は、顧客が必要としていない、時間とコストをかけて、他社と同じことを一生懸命自社でもやろうとしている。
  8. 会計システムで経営者が本当にやりたいことは、会計システムで集まった情報を活用して、会社の財政状況を改善し、経営変革をすることです。
  9. リッツカールトンは、中身は普通のコーラですが、今までの人生で、最高に美味しいコーラを提供する。コーラという液体ではなく、サービスという目に見えない価値を売っている。

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書 永井孝尚著『100円のコーラを1000円で売る方法』中経出版

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