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プロ魂

落語会

先日、週末に落語を見に行きました。落語を生で聴く、見るのは初めてでした。
『笑う』のは、健康に良い、免疫力が上がると言います。仕事のことを忘れる瞬間でした。
ストレスの発散にもいいと思いました。
そんな中で、私が感動したのは、名前は覚えていませんが、がん患者で、余命数カ月と言われている落語家が最後の取りをされた時でした。新聞の記事にも取り上げられ入院生活でしたが、そんな中、病院を抜け出して高座に座っている。観客の皆さんは、それを知ってかひときわ大きな拍手でした。『天職』とはこういうことを言うのでしょう。たぶん、これが最後の舞台であろうと誰もが知っている。涙が出そうになりました。正しく、言い訳などない『プロ意識』のある人とはこういう人を言うのでしょう。最後は、すべてのエネルギーを使って幕が下りるまで立てない状態でした。最後の力を振り絞った落語家としての最後の一瞬であったと思います。その生きざまに、我々に何かを訴えているような気がしました。でも、内容も、非常に面白かったです。
『人生悔いなし!』であったと思います。私は、非常にこの落語家の生きざまに感動すると共に言い訳の多い人生に反省をせずには居られませんでした。身体をはって、プロ魂をみせる。たった一瞬の為に何回も練習する。その苦労、努力が大きいほど成功した時の充実感が大きいのだろう。この落語家も、きっと達成感に満ち溢れていたでしょう。私も、そんな人生でありたいと思っています。
本当に、有難うございました。

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