社長の仕事
「社長の仕事」は、会社を一時的な成功へ導くことではない。会社を「永続的させる」ために必要な「すべて」のことをすることだ。「社長の仕事」の質が会社の成否を決めている。
- 新しく生まれた会社は10年で約90%が舞台から去っていく。そして、残った10%の会社の中で安定した利益体質を持っているのは3,4社しかない。そう考えると、自分を上位1%の人間だと勘違いしていないか?
- 経営力の方向性として、力を「正しい方向」に使っているか?
- 社員払う給与は「費用」ではない。人は、手段ではない。人は、目的なのだ。経営は、「関わるすべての人を幸せにする仕組み」だ。
- 経営者は、年収3000万円でも、年収1億円でも一向にかまわない。 しかし、「社長の給与は、最後に決まる」
- 実は、多くの人が経営で成功できない根源的な理由は、「商売=卑しいこと」というマインドセットにあることが多い。「商売=人の役に立つこと」「商売=人に喜ばれること」だと。商売を肯定的に捉え直すことが出来たら、すべてが変わり始める。
- 成功する経営者は、知らない店でランチをしたら、その店の「客席数」「客単価」「回転率」を計算して、厨房、社員数、家賃で7割を把握している。そうやって、日々を訓練している。
- 車には、「車検」があるが、会社には、「社検」がない。失敗が多い時、伸び悩む時、以下の「経営の12分野」をチェックしよう。
①ミッション②ポジショニング③商品力④ブランド力⑤集客力⑥見込客フォロー⑦セールス⑧ファン化⑨経理・財務⑩チームづくり⑪仕組化⑫投資 - 「忙しい」を言い訳にしていないか?
- 成功は、「出きるか出来ないか」で決まっているのではなく、「やるかやらないか」で決まっているのだ。
- 3年後に生き残っている理由を今日、つくっているか?
税理士 尾 中 寿
今月のお薦め図書 成功と継続 『社長の仕事』 浜口隆則著 かんき出版