P・F・ドラッカーは、冒頭に次のように語りかけている。
“成功への道は、自らの手で未来をつくることによってのみ開ける。自ら、未来をつくることにはリスクが伴う。しかしながら、未来をつくろうとしないことのほうが、リスクは大きい。実行しても、成功するとは限らない。だが、実行しないで成功することはない。”
- ・何を捨てるか
- 成長戦略の第一歩は、過去の主役製品であっても生産性の低くなったものは勇気を持って捨てる。
- ・技術・製品・市場を集中せよ
- 成長戦略は機会のある一点に的を絞り我が社の強みを最大限集中する。
- ・成長の質を分析せよ
- 量の増大は分析ではない。質を分析しなければならない。
- ・利益よりキャッシュフロー
- キャッシュフローを中心に会社をマネジメントすること。
- ・もはや大規模であることは有利ではない
- 規模は機能に従う。本当に成長しているのか、肥大化しているに過ぎないのかを疑え。
- ・組織会社からネットワーク会社へ
- 組織と組織の関係も、働く者と組織の関係と同様、急速に変わりつつある。
- ・外を歩き回ることによる経営
- 市場を知るには経営者自身が外に出よ。
税理士 尾中寿
おすすめ図書 P・F・ドラッカー著 「実践する経営者」(ダイヤモンド社)