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「6つの精進」・・・心を磨く指針

私の尊敬する経営者の一人に稲盛和夫氏がおられます。

稲盛さんの考え方は、非常にわかりやすく、我々の心にスーと自然に入ってきます。それだけ本質をついており、体験からなのか説得力があり勇気を頂けます。氏は「六つの精進」として以下のことを常に自分に言い聞かせ、実践するよう心がけておられ参考にしたいものです。

  • 誰にも負けない努力をする
    人よりも多く研鑽する。また、それをひたむきに継続すること。不平不満を言う暇があったら、一センチでも前へ進み、向上するよう努める。
  • 謙虚にして驕らず
    「謙は益を受く」という中国古典の一説のとおり、謙虚な心が幸福を呼び、魂を浄化させることにもつながっていく。
  • 反省ある日を送る
    日々の自分の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど、自省自戒して、改めるよう努める。
  • 生きていくことに感謝する
    生きているだけで幸せだと考えて、どんな小さなことにも感謝する心を育てる。
  • 善行、利他行を積む
    「積善の家に余慶有り」善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。そのような善行を積んだ人には良い報いがある。
  • 感性的な悩みをしない
    いつまでも不平を言ったり、してもしかたがない心配にとらわれたり、くよくよと悩んでいてはいけない。そのためにも、後悔をしないようなくらい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。

税理士 尾中寿

おすすめ図書 稲盛和夫著 「生き方」(サンマーク社)

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