今期、私は、毎月5冊の本を読むように所内で公言いたしました。その中で感銘を受けたものをご紹介していくことで、私なりに“経営者として何が大切か”をお伝えしたいと思い2ヶ月前より実施しています。
「帝王学」とは、中国5千年の治乱興亡の歴史が生み出した叡智で、平たく言えば、「上に立つものがどうしても身につけなければならない学問」と言われています。
「帝王学」の基本は、
- 原理原則を教えてもらう師を持つこと
原理原則とは、偉大なる常識である。これを、正しく頭にたたき込んでおれば世の中の全ての問題の判断の対処には、決して誤りを犯すようなことはない。これ を教えてくれる尊敬すべき師を持つことは混乱の時期には、特に大切なことです。 - 直言してくれる側近をもつこと
組織内において、会社の立場で、経営者に助言してくれる信頼出来るナンバー2的存在を持つことの必要性を言っています。 - よき幕賓をもつこと
具体的には、客分、顧問、社外重役等の外部ブレーンでパーソナル・アドバイザーである。社内だけでなく、外部からも助言してもらうことの必要性を言っています
これらは、経営者にとって大切な教えであると思います。私も、経営者にとって、よき幕賓の一人でありたいものです。
税理士 尾中 寿
今月の図書のすすめ 「現代の帝王学」 伊藤 肇著 プレジデント社