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資金繰り表で資金の流れをチェックしよう

資金は絶えず循環しています。この流れが止まり資金不足を起こすと、いくら売り上げを増やし、利益を上げても、倒産につながります。そうならないためにも、経営者は資金の流れをきちんと把握し、上手に資金を回していかなければなりません。

資 金繰りを把握するには、頭の中だけで考えるのではなく、資金繰り表を作成する必要があります。そして、その資金繰り表で入ってくる資金と支払いのバランス をチェックし、資金不足が生じないよう注意を払わなければなりません。月次の資金繰りのチェックポイントは次のとおりです。

  1. 支払予定金額合計と入金予定金額合計とを比べ、さらに現金預金残高合計も含めて資金ショートしないか確認する。
  2. 支払予定と入金予定を日付ごとに確認し、資金ショートしないか確認する。
  3. 予定と実際の入金・支払いとの突き合せを行う。
    入金・支払いは予定どおりにはいかないもの。実際の金額・日付等を記入し、差異があればその取引先に確認するなどの対応が必要。
  4. 銀行振込による入金は、その入金予定日に入金の有無を必ず確認する。
    資金繰りについては、4~5項を参照して下さい。

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書  古芝保治著 『儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』 日本実業出版社

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