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人を生かす

当社には、優れた人材がいない。だから、なかなか発展しないと嘆かれている経営者は多いのではないでしょうか。私もその一 人です。社員の心をつかみ、組織を活性化させていくことができるかで、リーダーの真価も、企業の発展も決まるものです。以下、稲盛和夫氏は、以下のように 考えられています。

  1. 企業経営の目的をあらわす経営理念や、その企業がもつ経営哲学といった見えないものも、見える資源と同等に、企業が繁栄し、存続していく上で、欠かせない重要なものである。
  2. 従業員のベクトルがそろっていなければ、組織としての力は発揮することができない。
  3. 会社経営において、トップはまず、何のために会社があるのか、なたそのためにはどういう考え方が必要かを明確にし、従業員に示し、共有していかなければなりません。
  4. 給与水準は、同業他社や地域の同等の会社と比べて、決してひけを取らない、もしくは、それよりも若干いい待遇ができるようにすればよいのです。
  5. トップは、現場がよくわかっていないとダメです。率先垂範して現場に出るのです。現場が大事です。
  6. 全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献することです。従業員の幸福を守ろうと思うからこそ、私はいい加減な仕事をしている社員を厳しく叱りました。
  7. 社長が社員にすごい愛情をかけない限り、物質的なものだけでついてくるはずがないのです。社長が社員に愛情を注ぐしかありません。

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書  稲盛和夫著 『人を生かす』 日本経済新聞

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