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得意先に危険な兆候はありませんか?

米国の金融危機に伴う景気悪化など、厳しさを増す経営環境のもと、企業倒産は件数、負債総額とも増え続けています。今年上 半期の倒産は6,000件を超え、2年連続で前年同期を上回りました。万一、得意先が倒産すれば売掛金が回収できず、自社の資産繰り悪化につながるなど影 響は重大です。次の項目を参考に、得意先の変化に気をつけましょう。

・社長との連絡がとれにくくなった

・取引量が急増、なたは急減した

・取引先が頻繁に変わるようになった

・社員の退職や役員の交代が頻繁になった

・急に調子のよい話をする

・手形依存度が高い

・取引先金融機関が頻繁に変わるようになった

・支払期日の延期を要求してきた

・社長が本業以外の活動に熱心

など

なお、こうした兆候がでてきたら、他の債権者の動向等に細心の注意を払い、万一の場合に備えた対策の検討が必要です。

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書  勝間和代著 『利益の方程式』 東洋経済新報社

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