貴社のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
中国の古典「中庸」に「君子は易(い)におりて、もって命をまつ。小人は険を行って、もって幸せを求む」という言葉があります。
こ れは、君子(立派な人物)は、与えられた場において、懸命にその責任を果たすそして、その結果どのように評価されるかは、天命にお任せしようということ で、人生も経営も、堅実かつ慎重、努力が基本であると指摘しています。一方小人は、一攫千金を狙ってバクチなど危険なことに手を出し、思わぬ利益を得よう とする。これによって金銭的幸福を求めようとするが、うまくいくはずがないと指摘しています。
事 業とは人、物、金、情報を使って、社会に貢献することが目的ではないでしょうか。そうならば経営者は、社会の信頼を得て永遠に発展するよう、君子の「易に おりて、もって命をまつ」を懸命に実践・努力し続ける「健全な経営」を行わなければなりません。業績を伸ばしている企業の多くは、本来の「健全な経営」を 行っているといいます。年の初めに当たり、自社の経営を見直してみましょう。
当事務所は、今年も貴社の事業発展につながるようご支援いたします。
税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書 トム・ホプキンス著 『営業の魔術』 日本経済新聞出版社