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決算は戦略的に行いましょう

決算は、会社法や税法などで要請されているからだけでなく、株主や銀行、取引先などに決算書を公開して信頼を得る、あるい は決算書から自社の経営状態を把握して経営に役立てるという意味もあります。経営環境が厳しさを増す中、企業経営において重要な意味を持つ決算に向けて、 経営者は以下の事項に留意して決算方針を決め、戦略的に決算を行いましょう。

  • 現在の数値を正確に把握する
    期首から現在までの売上げや経費、利益などの数値を正確に把握します。
  • 未経過月の業績を検討し決算の数値を予測する
    現時点までの実績をもとに、期末までの未経過月の業績を検討し決算数値を予測します。
  • 決算対策を検討する
    予測した数値をもとに決算方針・対策を検討します。

なお、決算の事務としては実地たな卸や現金・売掛債権・受取手形・有価証券等の実査、仮勘定の精算、各種資料の用意などがありますので、計画的に漏れのないようにしましょう。

税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書  神田 昌典 著 『非常識な成功法則』 フォレスト出版

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