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経営者になるためのノート

経営者にとって、「期待する」ことは大切なことである。人間とは真剣に期待されると、普段使っていない力まで使って何とかしようとする生き物なんだと身を思って実感した。仕事において柳井さんの思い切った人への任せ方は、他の経営者の中でも群を抜いている。

1.経営者とは、一言でいえば『成果をあげる人』です。成果を上げるとは、経営者が顧客、社会、従業員等に対して、約束したことを実行し実現することです。

2.「正しい儲ける姿」とは、「約束したことを成果として実現させたうえで、儲けている」という姿です。

3.経営者に必要な四つの力が大切です。経営は「実行」です。

  ①「変革する力」②「儲ける力」③「チームをつくる力」④「理想を追求する力」

4.非常識と思えるほどの目標を掲げる。既存の延長線の発想ではできないことに自らを追い込むと、改善ではなく改革に変わり大きな成果に繋がります。

5.「終わりから始めなさい!」なぜならば、ゴールとなる目標を設定すれば、「成功するためにすべきこと」が明らかになります。

6.常識を疑う。常識にとらわれない。会社の成長、会社の進化を妨げる最大の敵、それは「常識」です。 (例 セブンイレブンの「夏のおでん」「冬のアイスクリーム」)

7.仕事の基準を高く持つ。経営者として成功するために大切なことに、「質に対する意識」があります。お客様が本当に喜んで下さる基準(世界で一番の質の高さ)を追及する。

8.全てを「お客様のために」徹する。商売の原点は、「お客様のために」です。

9.経営というのは、当たり前のことを当たり前に毎日徹底積み重ねることの繰り返しです。

10.「これだ」という大切なもの、そこに経営資源を集中する。商売では大切なことです。

11.商売をしっかり回していくためには、準備が大切です。準備とは、計画とか段取りのことです。成功のイメージができるまで考え抜くことが大切です。

12.経営は、チームで行うもの。「信頼関係を作る」それが始まりであり、全てです。

13.目標はしつこく繰り返し伝えて初めて共有できる。目標を共有し、一人ひとりの責任を明確にすることがキモです。

14.チームワークの前提条件は、メンバー全員が勝ちたいという気持ちを誰よりも強く持つことだと思います。

今月のお薦め図書 柳井 正著『経営者になるためのノート』PHP

                          税理士 尾 中  寿

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