今日は、未曾有の混迷の時代になっています。そんな中、中小企業の経営者は『何を考え、どこに会社の方向づけをするか』が今後を占う意味で重要な意味合いをもつと考えます。今回の図書のご紹介は、自社の将来を考える部分でよきヒントになればと思います。
- 格差社会を勝ち抜くための三条件
①「よその国、特に途上国にできること」は避ける。
②「コンピュータやロボットにできること」は避ける。
③「反復性のあること」も避ける。反復性のあることは、ロボットやコンピュータにやらせるかアウトソーシング化を検討する。 - まさに「第四の波」が我々を巻き込む!
「第一の波」農耕社会、「第二の波」産業社会、「第三の波」情報化社会、『第四の波』コンセプチャル社会
既成概念にとらわれずに新しい視点から物事をとらえ、新しい意味づけを与えていく。
これからの時代は、この考え方が大事。 - 「カンニングOK」社会への転換
これからは、“おおいにカンニングしろ”という時代だ!
自分一人で考えたり、覚えていることなどは、二束三文の価値しかないと言っていい。
インターネットで検索するとすべての答えが出る時代だ。 - これから、未来をリードするのは、何かを創造できる人や他人と共感できる人、パターン認識に優れた人、そして、物事に意義を見出せる人である。
- これからは、仕事上で成功を収められるか、生活に満足を得られるかは[六つのセンス(感性)に大きく左右される。
①デザイン ②物語 ③調和 ④共感 ⑤遊び ⑥生きがい
税理士 尾中 寿
今月のお薦め図書 ダニエル・ピンク著 大前研一訳 『ハイ・コンセプト』 三笠書房