Loading

思考スピードの経営

この図書は、1999年4月2日 ビルゲイツが、訪日してすぐに出版されたものである。10年の時代の経過にもかかわらず、この図書で言っていることの現実が今ある。また、この図書で言っている、情報の価値及びスピードの社員及び潜在的な顧客等との共有化は、今日の大不況の打破にも大きな参考となると思います。

  1. あなたの会社をその他大勢から引き離す最善の方法は、情報に関してずば抜けた仕事をすることだ。「情報」をいかに収集、管理、活用するか、あなたが勝つか負けるかはそれで決まる。
  2. 要は、経営者が自社の競争力はどこにあり、次の大きな市場はどこかを見極められるだけの情報を持つことだ。
  3. ビジネス上のどんな提案についても、人に納得させるには事実に基づくしっかりとしたデータが必要だ。
  4. スピーディに動かなければ、死ぬしかない。「スピードは命取り」の逆なのだ。
  5. 最も重要な「スピード」の問題は、一般に技術の問題ではなく文化の問題だ。誰もができる限り迅速に行動するか否かに社会の存続がかかっていることを、全員に納得させることが大切だ。
  6. 良い経営者の必項の資質は、いかなる種類の悪いニュースにも正面から取り組み、それを否定するのではなく、探し出そうとする決意である。有能な経営者は、何がうまくいっているかを聞く前に、何がうまくいっていないのかを聞きたがる。
  7. 失敗から学び、製品を絶えず改善していることが我々の成功の大きな要因である。顧客の声に耳を傾けることがこうした努力の大きな部分をなす。
  8. 学習しその学習に迅速に行動に転換する能力が、組織の究極的な競争上の強みである。
  9. 力を発揮するのは、しまい込まれた知識でなく、共有された知識である。
  10. ナレッジマネジメントというのは、データや書類や社員の努力を管理することである。その目的は、皆が一緒に働き、考えを共有し合い、共通の目標のために一致団結することである。

税理士 尾中 寿
今日のお薦め図書 ビルゲイツ著 「思考スピードの経営」日本経済新聞社

PAGE TOP
PAGE TOP