一流の人に学ぶ『自分の磨き方』
著者: スティーヴ・シーボルト著
出版社: かんき出版
内容: 一流の人の特徴と自分磨きの方法について、実践的なアドバイスをご紹介します。
もしかすると、あなたはこんな風に思っていないだろうか。一流の人は、知能がずば抜けて高く、並外れた才能に恵まれていて、自分のような凡人が一流の人になれるはずがないと思っている。だが、それは全くの誤解である。
一流の人の特徴と成功の秘訣
① ポジティブなセルフトークとイメージトレーニング
一流の人の特徴は、自分のすることに『強い信念』を持っている。彼らは、周囲の人に影響を与え、目が輝き、声が自信にあふれている。自分を鼓舞することで大きな目標を達成するのです。
② 充実感を求める心
幸せを探すとき、二流の人がお金を求めるのに対し、一流の人は『充実感』を求める。その過程で大きな価値を創造し、結果的に膨大な富を手に入れることが多い。
③ 引き寄せの法則の実践
一流の人の秘密は、人間は自分が考えているものを『引き寄せの法則』を実践している。『強い思い』が、人や出来事、環境を引き寄せると信じている。
④ 勇気を持ってリスクを取る
二流の人は恐怖の前に屈服し、一流の人は『勇気』を奮い立たせてリスクをとる。限界を超えることで初めて成長は訪れるのです。
⑤ 言葉から見える一流性
一流の人かどうかを識別するもっとも簡単な方法は、その人の『言葉』に耳を傾けることだ。一流の人の口癖は『やればできる』である。言葉が人生を形作るのです。
⑥ 現在に生きる姿勢
二流の人は過去に生きる傾向がある。一流の人は現在に生きることを信条とし、明るい『未来』を夢見る。過去は変えられませんが、未来は自分で創造できるのです。
⑦ 時間を大切にする
一流の人は、寛容な精神で他人と接するが、『時間の使い方』に関しては慎重に選択する。だから、「付き合いが悪い」と批判されても、『断る』ことを恐れない。時間は最も貴重な資源です。
⑧ 準備を怠らない
二流の人はろくに準備もせずに何かを始める傾向がある。一流の人は、『準備』に余念がなく、詳細な計画を立てる。入念な準備が成功の確率を大きく高めます。
⑨ 自己投資と学び続ける姿勢
二流の人は娯楽や快楽を求めるが、一流の人は『仕事』に情熱を燃やす。また、自己啓発の本やセミナーに投資して自分を磨く。成長は継続的な学びから生まれます。
この本から学べること
一流の人になるための秘訣は、決して生まれつきの才能や知能ではなく、思考習慣と行動習慣にあります。
本書で紹介される9つの特徴を理解し、日々の実践を通じて自分のものにすることで、誰もが一流の人になることが可能です。経営者や起業家だけでなく、すべてのビジネスパーソンにおすすめの一冊です。
書籍情報
タイトル: 一流の人に学ぶ『自分の磨き方』
著者: スティーヴ・シーボルト
出版社: かんき出版
このレビューは、税理士 尾中寿が経営と自己啓発に関する書籍を厳選してご紹介するコラムです。