今月のお薦め図書 / 2026.7.7
リーダーの傾聴
濱本志帆 著/総合法令出版
企業経営をする際、人・もの・金・情報が大切だと言われています。その中でも人の問題は会社の未来に対してとても重要なことです。社員の声に耳を傾けることは、生産性の源である「人」に対して良好な信頼関係を構築する意味で軽視すべきではありません。
部下の感情は、「与えるもの」「受け取るもの」のバランスによって決まります。
会社に差し出しているものに対して、給料や役職、裁量や承認といった見返りが釣り合っていれば、多くの社員は納得し、自発的に動いてくれます。
やる気を失ったり、手を抜いたり、急に反抗的になったりといった「問題行動」は、当人にとっては「公平さを取り戻すための行動」なのです。
トラブルが裁判にまで発展すると、圧倒的に不利になるのはルールを守っていない会社側ということになります。
職場の不満ランキング1位は、「人間関係・雰囲気が悪い」ことです。
社員は、職場の空気を敏感に感じ取っています。自分が評価されていないと察すれば、防衛や反抗の姿勢を取るようになります。
問題が表面化する前に、不満をきちんと聴く。それだけで、トラブルの多くは未然に防げます。
人を動かすのは、テクニックではなく、指示や対話が機能しやすくなる組織の仕組みを整えることです。
会社の人事評価で「公正さ」が重要です。「公正」とは、不正やひいきがないことを意味します。
不満を聞けば、社内トラブルの8割は解消できます。社員の言い分を聴くことは、法令順守と並ぶくらい重要なことです。
今月のお薦め図書
リーダーの傾聴
濱本志帆 著/総合法令出版
税理士 尾中 寿